テラウチのトイレ

テラウチのトイレ

SNSと分断の話

 

 テラウチ、SNSのこと苦手化もしんない。SNSって自分の好きなものをフォローして好きなものだけを見るじゃん。好きなニュース、好きな人、そういうものばかりを目にして、そこだけでつながって、いわば同好の士だけでクラスターが出来上がる。で、その中で感覚も先鋭化されていって、他のクラスターとの溝がどんどん深くなっていく。これがイデオロギーってやつなんだろうな。

 テラウチは「コスモポリタンなんて嘘っぱち、ムリムリ」とはずっと思っていたけれど、それでも同時に「未来はそうあれ」とも思ってた。その未来に向かって人類が進んでいくと思ってた。でもさ、現状って逆行してるよね。TPPも死んだし、EUも壊れかけてる。SNSで国境の壁はなくなったけど、先に説明したようなことからイデオロギーの壁は高くなる一方。いわゆる"ネット炎上"は先鋭化されたイデオロギーが公共に露出した時に起こっているケースが増加している感覚がする。

 なんか世界のあちこちでそういう分断の兆しがあって、それの一部分がSNSなんじゃないかと思った瞬間になんかちょっとになった。

 もちろん、SNS悪いことばっかりじゃないよ。でも、SNSのみから情報を得るのは危険に感じるな。気が合わない人とも一緒にいられる公共性はあった方がいいと思う。そしてそれを身につけられるのはSNSではないと思う。

 以上。